静かな静寂と闇だけが、私たち2人を包み込んでいた。 「カンナ…やっぱり私がそっちで寝るよ。」 床でいいとは言われたものの、何だか申し訳ない。 「…しつこいわね。いいって言ってるでしょ」 だがキッパリと断られてしまった。 未だ腑に落ちないながらも、私は静かに、高い天井へと視線を向けた。 「ねえ、カンナ。」 きっとこれが、最初で最後の、カンナとの夜… だって