「そんなことをして、レオの目的は何だ?」 「…わからない。けど、 逆らう者は抹殺してでも、自分に従わせると言っていた。」 「そんな…!」 カンナの言葉に、私は思わず声を上げる。 「レオは変わった…。あの人の言う『支配』は、決していいものなんかじゃない。 現に今李亜の研究室で、数多くの兵器と人間が開発されている。」 「…っ!!」 私はハッとカンナを見る。 その、『人間』って… 自分の考えを察したように、カンナは口を開いた。