軽く目を見開く私に、蓮は平然と口を開く。






「だってお前らいつも一緒にいたろ。


仲がいいっつーよりは、沢峰が麻生を四六時中監視してるって感じだったしな。


それに、転入してきた時期も、お前が李亜に仲間入りしたときだ。」







す、すご…




そこまで感づいてたなんて。








ふと蓮が目の前のカンナに視線を向ける。



カンナはそれを真っ直ぐに見返していた。







「大方、レオに麻生を縛り付けておくよう、命令でもされたんだろ。」