「…で、李亜の手下が何でこんな夜遅くにここに?」









数分後、





テーブルを囲んで、私たちはお互い向かい合うようにしてソファーに腰かけていた。




私は蓮と隣同士に、カンナはその向かい合わせに座るといった形だ。










カンナがここに来たのは、逃げ出した私の後を追ってに違いない。





体を強ばらせるのと同時に、私は驚いて蓮を見上げる。








「蓮…気づいてたの?」




カンナが、李亜だったことに…。