「どうせオレ達を巻き込みたくねえからとか考えてんだろ」 それ、は… 「だって、これは私の問題で…!みんなが大切だから…」 「自己満足。」 「え…」 自分の言葉に、蓮は一言そう言った。 「そんなの、ただのお前の自己満足だ」 蓮の瞳が怒ったように鋭くなり、 「…っ!!」 言葉を無くした私の肩を思い切り掴んだ。 「仲間なら、助けてやりたいって思うのが普通なんじゃねえの」