「な、何者なんだよ!!あの女あっ!!」
モニタールームの男らに、もうななに対する同情は浮かんでいなかった。
なんて、女なの…
あれだけ殴られていて、
まだあんな力が残っていたなんて…
ななは床に転がっていたパイプを静かに拾い上げた。
「……」
こんなところで、グズグズしているわけにはいかない。
「私には、あんたらと違って…」
吹っ飛ばされながらも、再び自分へと襲いかかろうとする人造人間らに、
ななは大きくパイプを振り上げた。
「命に代えても、守りたい仲間がいるのよっ!!!!!!!!!」
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