「あの人造人間どもには、ななの戦闘能力を計る機能が埋め込まれてる。」 「え…」 ななの、戦闘能力を… 「計る機能…?」 カンナのつぶやきにも似たような声に、レオは小さく頷いた。 「つまり、ななの修羅である能力を記録している、あいつらのデータを使って新たに人造人間を造れば…」 そういうこと、か。 そこから先は聞かなくてもわかる。 「新たに高い戦闘能力を兼ね揃えた、人造人間の出来上がり…ってわけですね。」