「レオ、止血薬を持ってきたわ」 言いながら、私はレオにその瓶を差し出した。 そこには『止血薬』と小さく文字が書かれている。 「…ああ」 レオはそれを素直に受け取ると、 ななに吹っ飛ばされた時にできた傷に静かに塗り始める。 「1つ、聞いてもいいですか?」 ななの映るモニターを前に、カンナは平然とレオに問いかける。 「…なんだ。」 小さな音を立てて、レオが瓶の蓋を静かに閉めた。