あの、麻生 ななが… 騎兎を…? しかも、 たったの10歳の幼さで…? 全く、理解できない。 驚きを隠し切れずに目を見開く私に、レオは突然子供のような笑みを浮かべた。 「さて、頭のいいカンナに問題♪」 「…っ」 言いながらレオは顔の横に人差し指を立てた。 「ななが無意識に修羅の力を抑えているのだとしたら、 それを発揮させるにはどうしたらいいと思う?」