『騎兎族絶滅事件』 その言葉を聞いた瞬間、私は驚いてレオを見つめる。 聞いたことがある。 確か同時最強と謳われていた騎兎… 「レオが過去に属していた、ところですよね…?」 「……」 私の問いかけにレオは答えない。 だけどすぐに口を開いた。 「その騎兎を絶滅させたのが、 同時10歳にも及ばなかった、麻生 ななだ。」 「…っ!!!!!!」