「余計なお世話ですかね。護衛なんて、いらないです」 ピシャリと拒絶するわたしに遊の顔が引きつっていく 「あんた、自分がどんな立場にいるのかわかってんのか」 そう言ってわたしを睨むのは、眼鏡をかけた正統派の海 眼鏡の奥の瞳は鋭く、怒っているようにも見える