それなのに、カンナはまるで場所を把握しているようにまっすぐ走っていく。 周りは静かで、私たちの慌ただしい足音が固い地面に叩きつけられる音と、自分の荒い息だけが耳に響いていた。 -数分後、 「…っ」 遥か向こうに光が見えてくる。 しばらく暗い場所にいたせいか、その白い光はかなり眩しい。 思わず両目をキツく閉じ、私はカンナを頼りに足を動かした。 光は強くなり、瞬間体を包み込むように大きくなった。