「ハア、ハア…」 息を切らしながらエスカレーターを降りきると、休む間もなくカンナは一直線に走り出した。 私は手首を掴まれながら、人間離れしたカンナの足の速さに必死でついて行く。 数メートル先には李亜の入り口。 「カンナ…!」 扉は閉まってるのに、なぜかカンナの足が緩まない。 まさか、 このまま飛び込む気っ!? ぶつかるじゃん!! 「カ、カンナ…っ」