言葉の意味を理解する間もなく… 「ちょ、カンナ…!?」 「……」 ものすごいスピードで私たちは途中までのエスカレーターを駆け降りていく。 ほぼ引っ張られるように走りながら、 私は勢いよくあのドームを振り返る。 悲鳴はあれっきり、何も聞こえない。 その代わり這い出ていた白い煙の量が増えた気がする。 聞こえた悲鳴 目に見えない不気味さが背筋を凍らせた。 一体李亜は、 あそこで何を…?