イヤな汗が、どっと背中から噴き出すのを感じた。 今は決して睨まれたわけでも、先ほどのように射抜くような視線を向けられたわけではない。 だけど私から目を逸らして、まっすぐに前を見つめるカンナの言葉は 強く、 そして重い言葉だった… 一体、あそこでは何が… 私は再びその建物をジッと見つめる。 「…っ」 気のせいか、 隣の広大なお城に比べて、不気味なくらい気味悪く思える。