未だボーとする頭を無理やり覚醒させて、私は急いで制服に着替えた。 確か…と今朝方聞いたカンナの言葉を思い出す。 『レオから伝言。今日早速集まるように…だそうよ。』 早速集合命令か…。 一体何の話をするんだろ… なんて考えながら最後にスカーフをシュルリと巻いていると、 -ガチャ。 「あ…」 バックを2つ肩に下げたカンナが屋上のドアから姿を現した。