「おい蓮。 今のは…ちょっと神崎に失礼だったんじゃね?」 引きつった笑みを浮かべる翔を無視して、蓮は部屋に突っ立ってるマリアに視線を向ける。 「おい」 「え、何っ!?」 慌てて蓮へと体を向けるマリア。 「あの女、何か言ってなかったか?」 「え、何かって…… あ、そういえばやたらと私たち黒竜のことを聞いてきたけど…」 途端、蓮と爽の目が当たり前のように絡み合う。 「やっぱり…あの女は怪しいな。」 「え…!?」