「えー、でも… 神崎さんも私たちの仲間でしょ?」 「いや」 「え…」 突然口を開いた蓮にみんなの視線が集まる。 「そいつは、まだ仲間じゃねえ。」 「蓮…」 みんなが驚いて蓮を見る中、一番呆気にとられていたのは神崎だった。 「あー…」 気まずい空気を断ち切るように遊が口を開く。 「ごめん神崎。蓮は簡単に人を信用しないだけだから…気にすんな。」 そんな彼に無理やり笑顔を作った神崎は、「コーヒー淹れるね」と逃げるようにその部屋を出た。