少し離れたところで、カンナが制服に着替えている衣すれの音を聞きながら、私は呆然と空を見つめていた 今更になって、ようやくとてつもない大きな悔しさが沸き起こってくる 私、 負けたんだ… 初めて敗れた悔しさ、 修羅としての威厳、プライドが… カンナへの敗北をより深く、黒く心をえぐっていく