彼女は、一体何者なの…? 私は下から、ただカンナを見つめることしかできなかった 「私の勝ちね…」 大して喜ぶこともなく、首にかけられていたカンナの手がスルリと離れていく 修羅に勝ったというのに、 カンナは嬉しさの一つも見せずに言い放ち、そして立ち上がった 一方の私は、 負けたことに未だに実感を持てずにいるのに…