未だに掴んでいる翔の腕をつかむ 「離して」 その腕を、わたしは簡単にねじ上げることもできれば折ることもできる 自分の胸ぐらから翔の腕をいとも簡単に 外す そしてその腕を投げ捨てるように振り払った 「あたしはもう、黒竜の人間なんかじゃない」