未来GIRL

「ミチルさん、とてもおキレイですね。日本人離れしてるっていうか。今までにないかわいさっていうか。未来系美人って感じかな」


「そりゃそうよ。本当に未来から来たんだもの」


「えっ?」ユイがリアクションに戸惑う。


「まあまあ」慌てて割って入った。


「昔からミチルは冗談が好きなでさぁ。コイツの言うことは適当に受け流しといてよ」


口にチャックするよう目で指図し、ユイとオレで他愛もない話を続けた。


部活や次のリーグ戦のこと。


そして、その頃にはユイも退院できそうだっていう話などなど。


休部届を出したことは内緒にした。


これ以上、不安要素を増やすわけにはいかない。