未来GIRL

ユイのことがなければなびいたと思う。


だがオレは高速で首を横に振り、言った。


「申し訳ないけどそれは無理だ」


「じゃあワタシが21世紀に残ったらどう? 21世紀で一緒に暮らすの」


「それも考えられない」


「どうして? やっぱりワタシよりユイちゃんをとるのね」


「ああ。悪いけどユイが好きなんだ」


力強くそう言ったけど、ミチルの次の言葉に打ちひしがれた。