未来GIRL

「そうだったのか」


ノボルはパイプ椅子の上にお座りし、オレを心配そうに見てる。


「薄情者呼ばわりしてごめんな」


オレは小さく詫びた。


「で、ミチルがオレを病院まで運んでくれたのか?」


「そうよ」


「迷惑かけて悪かったな」


「お互い様よ。昨日はワタシが助けてもらったんだし。でも、マモルをおぶうの大変だった」


「でも待てよ。兄弟島は無人島だろ? それなのになんで病院があるんだ」