未来GIRL

前方を駆けるノボルは止まったかと思うと、Uターンした。


さすがは番犬ロボット。


獲物を追うことよりも飼い主の救出を優先するようプログラミングされてるらしい。


迷った挙句、オレもミチルの元に駆け寄ることにした。


チョウチンモモンガの捕獲は後回しだ。


全身の筋肉を使って立ち止まり、踵を返した。


小川のほとりでミチルが足を押さえてうずくまっていた。


「大丈夫か?」


「大丈夫なわけ、ないじゃない」


消え入りそうな声でそう言う。


ったく。こんなときでも憎まれ口を忘れない女だ。