未来GIRL

残酷な光景が克明に甦る。


ミチルの言うとおり、その試合でサヨナラホームランを打たれ、オレは全国大会の切符を失った。


野球人生で唯一の挫折。


甲子園で活躍して、高校卒業と同時にプロに進むつもりでいたのに、とんだ遠回りを強いられちまった。


なぜミチルが知っている!?


唖然としてると「そんな怖い顔してどうしたのよ」と訝しがられた。


「だって、オレの痛いとこ突いてくるんだもん。ていうかさぁ、何でそんなことまで知ってるわけ?」


「言ったでしょ。アナタのこと、徹底的に調べたって」


「おいおい。お前はオレのストーカーかよ」


「冗談はよしてよ。ワタシがそんなことするわけないじゃない」