「ふぅ…」

オイラはゆっくりと深呼吸をした。
そろそろ時間だ。
腸の動きが激しくなってきた。

「あー 出れそう出れそう」

オイラは うんこプリンス。
今日のオイラは 固めだぜ☆


「あ!もう出る!じゃあみんな、お先に!」

「お気を付けて、王子!」

オイラは家来達に見送られて
オイラが入っていた体の持ち主の女の子の臀部から出ようと、
息をとめて ふんばった。

彼女は最近 下痢気味だ。
久しぶりにオイラみたいな
硬質なものが出ることによって 彼女の臀部は裂けたりしないだろうか。

少し心配になったが、
オイラには関係ないことだ。

オイラは彼女から出た後は ただ汚い下水に流され、さまようだけなのだから。

まあ、結果的にはめぐりめぐって
また彼女の体内に宿ることになるのだが!

とにかく今はここから出ることに全力を尽くそう!