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私は泣きながら帰った。どこをどう歩いて帰ったのかわからないけど・・・。
「ぅ、なんでっ・・・。どこがダメだったのかな?きっ嫌われるようなことしたっけ。うわあああー!!!」
ピピピピピピピッッッ!!
「ん~もーなに・・?うるさいなぁ!!」
うるさ。ほんとーにうるさい! そう言いながら怜は時計を止めようとした。
「え?ええええええええ!?!?」
ヤバい!7時45分だ!!学校は8時までしか入れないのにッ。
そうか。そうか、昨日すぐに泣きながら寝ちゃたったからこんなに制服がしわくちゃなんだ。
って、とにかく急がないと!
「おかーさん、行ってきます!」
「はーい行ってらっしゃい。気をつけてね」