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「失礼しました-。」
ただの話だったのに、
なぜか20分も説教だったし!!
携帯を見てみると、
17:19
バス、21分に来るのに
絶対間に合わない!!!
ダメ元でバス停まで全力疾走した。
バス停まであと30メートルってとこで、
バスは発車してしまった。
走りすぎて、息が乱れる。
「もう、最悪…
絶対間に合わないし、
どうやって帰ろう…」
「お、麻宮じゃん。
どうした-?」
声をかけてきたのは、
自転車に乗ったクラスメイトの
秋坂亮哉だった。