俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!

「ゴメンね。こんな話・・・・・」


弱々しくそう言う香織の手を俺は握った。


つないだ手に少し照れたような香織がいた。


もういいんだよ。


苦しまなくていいんだよ。


俺がいるから。


「謝らなくていい。ってか何で謝るの?話してくれて嬉しいよ。」


香織の手を握った力が強くなる。


支えるよ。


これからは俺が・・・・・だから・・・・・


大丈夫・・・・・。


「あたしホントはその彼氏のこと・・・・・もしかしたらまだ忘れられないのかもしれない。流星のこと好きなのにそんなのズルイよね・・・・・最低だよね」


「それでいいんだ。時間をかけて焦らず、無理しなくていい・・・・・ずるくなんかない。俺がそばにいるから。ゆっくり俺だけを見てくれるようになることを待つからさ」