さっちゃん




「進路、どうしたの?」


「先輩と同じとこにしました!」


「そっか、じゃぁたのし──」



先輩の声が途切れた。



「先輩?」



先輩の顔を覗きみた…


「あれ…?」



いつも覗き込む位置でのぞいたのに、そこからみえるのは、夜空のみ。


─ゴトン

覗き込んだそのとき、ある程度の重さがある何かが冷たいコンクリートに落ちた。


それは、薫枝の足元に転がってきた。