薫枝とわかれ、1人夜道をあるく早苗。 人通りもすくなくなり、電灯も少なくなってきた。 薄気味悪くなってきた早苗は早足で進んだ。 「…ない…ないょぉ。なくしちゃったぁ…どこぉ?」 ふと、そんなこえが聞こえてきた。 踏切のほうからだった。