エムビィは唖然とした、いや、信じられなかった。
「何で？」
そう、あの時受け止めた少女だけがこの止まった世界で動いて居るのだ。
少女はその眼をエムビィに向けた、
そして少女はこう言った
「貴方は何でここで動いて居るの？」
エムビィ正直こちらが聞きたい、と言いたい、気持ちだったが堪えて、
「俺も分からん」
そう答えた、
「あら、そう。」
少女は眼を逸らしながら言った。
「そういや、まだお前の名前、聞いて無かったな。」
少女はこう答えた。
「アルエット・・・」
そう答えたその時、！
「グギャー！！」
少女は早口で
「下がっててっ」
と言い、
エムビィは咄嗟に下がった。
「騒霊斬！！」
少女はそう言いながら持っていた剣を横に振った、すると気味の悪いムカデの様な生物がでてきた。
更に少女は追撃するかの様に
「五月雨っ！！」
と叫んだ、
三秒後ぐらいだろうか、ブシャッという音をたてながらムカデの様な生物が徐々に消滅して行った。
「！！」
エムビィはその時既に何か悟っていた。