「なになに、
司はバスケ部入るんだ。」

「わっ‼っ…なんだ、翔か。」


気がつくと、
翔が俺が手にしている
入部届けを覗いていた。


「まぁな。翔は何入んの?」

「俺は何にも。
かっこいい以外、
取り柄ねぇからさぁ〜。」

「…はいはい。」