「あ、ナノもここに本置いて」


「………あぁ。」


小さくそう言った


やっぱり…なにかが変…


「2人ともーまだー?」


無駄に大声を出すソルテ


「あ、はいっ!今行きますっ!」


本を置いて振り返ろうとしたら突然腕を掴まれた


「……ナノ?」


うつむいている彼


「…どうかしました……?」


しばらくの沈黙が続いた


「……なんでもない…ごめん」


…………?


「ご飯だよね。行こうか」


何事もなかったように小さく微笑むとソルテの方に向かいだした