「そう言ってもらえて嬉しいよ。じゃあ、お前達も飯に遅れないようにな」 本を私に渡した後にもと来た道を帰っていった 「ふぅ…」 ラックさんは軽々しく持ってたけど… やっぱり重い… 「えっと、ここが私の部屋です」 「……そう…」 さっきから無言だったナノは伏し目がちにそう言った 「ナノって…人見知りですか…?」 「…そんなことはないと思う…。ただ…」 「ただ?」 _____ガチャッ ナノからの答えを聞き出そうとした瞬間に扉が開いた