「…………楽しくないっ!!」


「……へっ?」


突然大声を出した彼に対して間抜けな声が出た


「楽しくないってばっ!!何この空気っ?つまんなくないの?」


え…なに言ってるんですかこの方…?


「レイチェルってそんな静かな子なの?もっとはしゃごうよっ」


身振りを大きくし満面の笑みで微笑んだ


「バカか、お前は。」


対照的にあきれた様子で口を出した運転席の男


「この状況ではしゃげるヤツはお前ぐらいだ」


キョトンとしたまま首を傾げる


「……………なんで?」