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「レイル、準備はできたか?」


ラックさんが笑いながら話しかけてきた


「はい…一応…」


「なんだ?緊張してんのか?心配すんなって立ってるだけでいいんだから」


彼はそう言いながら私の背中を押した


「おーい、ナノ!レイルを連れていけー」


「……」


相変わらずナノはラックさんと口をきこうとしない



「おー頼んだぞ」


ラックさんもそれに慣れている