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『もうママには会えないかもしれない』


心の隅でそんなことを考える毎日だった。


そんなことを考えても何か始まるわけではないし、出来るだけ考えないようにはしていた


だからかもしれない


ソルテが消えて数日後には、一人で稽古をしていた


稽古をしているときだけは嫌なことを全部忘れられた


「………っ」


いつの日か会える_そう信じていた