君が、教えてくれたこと。~ボールに込めたmessage~

「帰ろうかな……」


踵を返そうとした瞬間、


「……待て」


「ぎゃあああああ」


何!!?誰も居ない部屋から人の声が!!


もしや怪奇現象!!?


「違う!!そんなんじゃないよ!!」


奥から男の子の声がする……あれ?

よく見ると、部屋の奥で黒い影が動いている。


「え、ミキちゃん、ひょっとしてこないだ会えなかったから会いに来てくれたの?うっれしー」


黒い影が、ゆっくりとこちらへ向かって来る。