君が、教えてくれたこと。~ボールに込めたmessage~

「………」


何も言えないあたしをよそに、彼は言葉を続ける。

「言った後後悔したよ。なんであんなこと言ったんだろって」

瑞樹は部のエースだけあって、かなりプライドが高い。

だからこそ、チームメイトに馬鹿にされたのが嫌だったんだろう。


「言った時、悲しそうな顔してたからさ。試合終わったら謝ろうって思ってたのに、親父から連絡が来て」




『母さんが、倒れたって』







………何それ。


誰かと全く同じじゃん。


あの日の、あたしと。