君が、教えてくれたこと。~ボールに込めたmessage~

「なんで病院?」

「入れば分かる」

瑞樹は受付に向かうと、看護士さんに何か言っている。

看護士さんは案の定、顔を赤らめながら瑞樹と話していた。


「ほら、ヒマ。行くぞ」

受付から帰ってきた当の本人は飄々とした表情で先に進み始めた。

「あ、うん」

(この鈍感め……)

瑞樹の後に付いて、病院の廊下を歩く。