君が、教えてくれたこと。~ボールに込めたmessage~

相変わらず野球好きだなぁ……少し呆れ顔で笑う。

同時に頭の中に、笑顔でプレーする瑞樹の姿が浮かんだ。

―――あたしも、前は笑えてた。

……あの日がなければ。


フー……と一息つく。

そして、ベッドに潜り込む。

7時を示す時計の秒針の音が響く。