君が、教えてくれたこと。~ボールに込めたmessage~

だけど―――




「……ごめん」

「え………」

「野球とかもう、嫌い……っ」

「ヒマ―――」

「もう大っ嫌い!!野球も、甲子園も、そんなこと言う瑞樹も……!!」

思いをぶちまけるかのようにそう叫ぶと、あたしは病院を出た。

そして、家に帰ると、部屋に閉じこもって泣いた。

中学最後の大会で負けても、絶対に泣かなかったあたしが。


泣いた。