君が、教えてくれたこと。~ボールに込めたmessage~



「ハァ…ハァ……」

(早く行かなくちゃ……!!)

お母さんから連絡をもらって、すでに一時間が経っている。

必死に、人でいっぱいの病院を駆け回った。

ようやくお目当てのネームプレートを見つけ、荒々しく戸を開けた。

「え……」

そこには、すすり泣くお母さんと黙ったままの幼なじみ。そして……

ついさっきまでバットを振っていた、お父さんの姿。