その後はお互い、黙々とお昼を食べた。


「あのさ、メアドとか電話番号を教えてもらってもいいかな?」


食べ終わった時に、新田が急に聞いてきた。


「どうしてですか?」


「いや、昨日みたいなことがあった時に、俺に連絡してくれれば助けるからさ。でも連絡先がわからなかったら、助けられないだろ?」


「何で私を気にするんですか?ほっとけばいいのに。」


「何でかな?俺もわかんねーんだ。何となく…かな。」