誰も信じない

どうしても納得がいかなかった。学の言葉を信じたくなかった。学がすごく好きだったし、学を信じたかったから。



サークルでは、いつもの学だった。


「上原先輩、ここはどうすればいいんですか?」


ダンスのことを聞けば、明るく爽やかに教えてくれる。