誰も信じない

!!!



晃一が私の頭を撫でた。

びっくりして、晃一の顔を見た。



晃一は涙を浮かべているんだけれど、優しくて穏やかな笑顔で私を見つめていた。


「わかっていたよ。今日メールもらった時に、こうなるってわかっていたよ。」


わかっていた?わかっていたのに、こうして来てくれたの?

私はすごくひどいことをしているように感じて、自分を責め始めた。



こんなにも優しくていい人を、傷つけていいの?

あんなにも決めたじゃない。傷ついた時の心の痛みを知ってるからこそ、私は人を傷つけたくないって。

でも今、こうして晃一を傷つけている。


「気にしなくていいよ。もう覚悟はできていたからさ。美穂は人を傷つけることを、すっごく気にするのを知ってる。でも僕は大丈夫だから。だから気にしなくていいよ。」