誰も信じない

お腹いっぱいになって大満足!


「美穂。行きたいとこある?」


海の近くとなったら、行きたいところがある。

さっそく私達は一樹の車に乗って、目的地まで車を走らせた。



到着。

そこは灯台。灯台の上に昇って、海を見たかったの。


「きれい。」


「ああ。」


お互い言葉が出なかった。美しい自然を目の前にして、どれだけ美しいのかを表現したいのに、どんな言葉もこの美しさには不十分な気がして、結局うまい言葉が見つからずにただ見つめるだけだった。