誰も信じない

「下着、見えてる。」


「え?」


私は今日、久々に履くワンピがミニなのを忘れていた!

恥ずかしい。



その後は、一樹が車から出したシートを砂浜に敷いて、二人で並んで座っておしゃべりをした。

会社の話も仕事の話も、お互い一切口にしなかった。

好きな食べ物、好きなアーティスト、好きな映画など、お互いを知るために色々話したの。



「俺、美穂のことをもっと知りたい。」


この言葉が何を意味するのか、子供じゃない私はすぐに察した。


「ねね、喉が渇いたしお腹空いちゃった!」


「ったく、食いしん坊だなー、美穂は。(笑)」


私達は、車に乗って移動することにした。